設計(AC)

クルマの重要な
部品設計を通じて
暮らしの身近な場所で
活躍する製品が作りたい!

オートモーティブ事業本部 
サスペンション事業部
技術部 第一設計室

藤田 拓哉TAKUYA FUJITA

理工学部 機械工学科 卒
2018年入社

北米拠点で量産する
ショックアブソーバの
設計・開発を担当

クルマの乗り心地を大きく左右する重要な部品「ショックアブソーバ」。カヤバのショックアブソーバは国内で約40%の市場シェアを握り、世界的に見ても高いシェア率を誇っています。「自分も世界中で使用され、かつ街中など暮らしの身近な場所で活躍する製品が作りたい!」と感じて入社を志しました。現在は北米拠点で量産するショックアブソーバの設計・開発を担当しています。カーメーカーからの要望を的確に図面に落とし込み、量産化というゴールに向かって他部署を巻き込みながら各種検討や品質評価を進るのが設計・開発の仕事。具体的な業務の流れは、まずはメーカーの要望に沿った製品の形状や仕様を細かく検討し、仕入れ先にコスト・量産性を確認します。そして試作品を使った実機試験を実験部に依頼し、強度・性能の評価を行います。必要となるすべての要求を一つずつクリアして、量産に進むことができます。

複数の部署が一枚岩となって
課題を乗り越えることが
できる会社

設計はモノづくりの源流であり、モノの出来栄えを大きく左右する責任重大な仕事です。だからこそ、試作品から入念な仕様検討をすることで完成度の高いモノを生み出し、量産後の不具合を未然に防止します。また、量産化に向けては生産技術部、品質保証部、生産管理部など他部署と密に連絡をとることも不可欠なため、自分の意見を正確かつわかりやすく伝えるコミュニケーション力も大切だと感じます。次期モデルのショックアブソーバ開発にチャレンジした時、カーメーカーが求める強度要件をなかなか満足できないことがありました。実験部や試作課の協力を得て多数のサンプルを作成し、トライ&エラーを重ね、とうとう耐久試験に合格できる仕様を見つけ出すことができました。カヤバは困難な状況でも複数の部署が一枚岩となって協力し、乗り越えることができる会社です。どの部署も活気にあふれて、困りごとや相談をしても親身に対応してもらえる風通しのよい社風です。

海外勤務にチャレンジして
現地との懸け橋になりたい

自分が開発に携わったクルマを街で見かけた時にやりがいを感じます。新規ショックアブソーバの立ち上げには苦労することが多いですが、作り上げたものが量産化されて生活の中で使われているのを見かけるとうれしく思います。また、私が担当したクルマの乗り心地がカーメーカーやジャーナリストから絶賛されると「苦労してこだわり抜いた甲斐があった。さらによいものを作ってユーザーやカーメーカーにもっと喜んでもらいたい!」と次の開発モチベーションにつながります。仕事を通じて海外拠点と連絡をとることが多く、最近ではWebミーティングの機会も増えました。スムーズで間違いのないコミュニケーションをとるため、スピーキング&リスニングの勉強に力を入れています。海外駐在のチャンスがある会社なのでいつか海外拠点で働き、日本と現地スタッフとの懸け橋になれればと思っています!

SCHEDULE
08:00 出社/メールチェック。仕事の優先度を考え、1日のスケジュールを組み立てます。
09:00 次期モデルの試作仕様検討。次期モデルのショックアブソーバについて、仕様を検討します。
11:45 昼休憩。自席で持参した弁当を食べます。食事のあとは同僚や上司と話したり、携帯をチェックしてゆっくりと過ごします。
12:30 グループミーティング。チームメンバーと情報共有します。
13:00 仕入先と打合せ。新規部品について部品メーカーと打ち合わせをします。
14:00 試験計画。次期モデルのショックアブソーバについて、必要な試験の計画書を作成します。
16:00 他部署と打ち合わせ。量産を控えているモデルについて、生産準備状況の確認や現場の困りごとを吸い上げます。
18:00 欧州拠点とWeb会議。海外モデルの開発について現地の従業員と英語で打ち合わせします。
20:00 退社。帰宅後は趣味や動画鑑賞をして過ごします。
OFF SHOT!

休日は会社の同僚や友人とキャンプに行きます。大自然に癒され、英気を養います。仲のいい友人たちと焚火を囲って過ごす時間は、日ごろの悩みを忘れさせてくれます。

学生生活を通じて、多種多様な
考え方を身に付けてください!

カヤバの魅力は、カーメーカーとともに最前線でよりよいクルマの開発に携われること。自分が仕様検討したショックアブソーバをテストコースでチューニング・評価し、カーメーカーから「いいね!」の声をもらえることも。要望を図面に落とし込み、モノにするまでにはさまざまな苦労がありますが、自分が開発した製品が高評価されたり、製品が採用されたクルマの発表時にはすべての苦労が報われます。学生時代はいろいろな経験をし、多種多様な考え方を身に付けてください。社会人になると、制約や余裕のなさから画一的なものの見方になりがちです。自由で時間に余裕のある学生のうちにいろいろな考え方があることを知り、物事を多角的な視点から見られるようになると、入社してからの問題解決に役立てると思います!

CAREER
2014 入社。2カ月間の研修、3カ月間の現場実習を経て、サスペンション技術部に配属。岐阜北工場でショックアブソーバの設計、開発を担当。

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