電子技術

製品に近い場所で
携わっているモノに
実際に触れられる
醍醐味がある

オートモーティブ事業本部 
技術統轄部
電子技術部 第一開発室

菊池 輝之TERUYUKI KIKUCHI

工業高等専門学校 電気工学科 卒
2011年入社

電動パワーステアリングの
システム設計で、求める領域まで
車両の完成度を高めていく

自身が携わる製品に実際に触れ、いろいろ試すことができる仕事に就きたいと思っていました。車両メーカーだと開発した製品を最後まで見ることが難しいかなと考えた一方で、パーツメーカーなら完成品を自身の手で触ることができると考え、カヤバを選びました。現在の部署ではEPS(電動パワーステアリング)のシステム設計を行っています。そこで私は非乗用車(ATVやROVといったパワースポーツ向け)向けEPSのシステム開発を担当し、お客さまとの業務調整や車両チューニングに同行し、求めている領域まで車両の完成度を高めていく業務を担っています。また、社内ではEPSの動き全体を評価する「EPSシステム評価」も行っています。

海外のお客さまのコメントを
注意深く確認し、
言葉の壁を越える

これまでの仕事で思い出に残っているのが、車両チューニングのプロジェクトでアメリカ南西部にあるアリゾナに行った時の経験です。言葉の壁がどうしても生じてしまい、思ったようにチューニングできず、はがゆく悔しい経験をしました。しかし、お客さまの意図をくみ取れるよう注意深くコメントを確認し、さらに絵を交えながら説明を行うことで最後にはしっかりと理解していただけたことがあります。あきらめずにしっかりとコミュニケーションをとる姿勢がよかったのだと思います。

シミュレーションの一般化で
実車チューニングの困りごとを少なく

担当する仕事の中で、車両チューニングに一番のやりがいを感じています。開発した制御をいかにお客さまの意図に近づけられるかを机上や台上で評価し、それを客先に持っていき、合同チューニングをした際に好評を得られた時に手応えを感じます。さらに、自身がチューニングに携わった車両がエンドユーザーに渡ったときに、やり切った感じがします。その一方で、専任化されてしまっているチューニング業務を机上シミュレーションに落とし込み、誰でもベースチューニングを行える未来を目指しています。シミュレーションを一般的にすることで、実車チューニングの際の困りごとを少なくしたいですね。

SCHEDULE
08:00 出社/メール確認。メールを確認し、当日の業務内容も確認します。
09:00 打ち合わせ。午前中に打ち合わせを行うことが多いです。
10:30 机上検討。シミュレーションを使った机上検討を行い、台上評価に備えます。
11:45 昼食
13:00 台上評価。実機を使用したデータ取りを行い、狙い通りの動きになっているかを見ていきます。
15:30 データ確認。当日中にどの様なデータを取ったかを見える化し、翌日のデータ確認の準備を行います。
17:00 退社
OFF SHOT!

オフタイムは子どもとの時間を大切にしています。休日は公園でたくさん遊んだり、オンラインゲームをしたりして心身をリフレッシュしています。

カヤバは、みんなが
前を向いて歩んでいます

製品にかなり近い場所で仕事を進め、自分が携わっているモノを実際に触ることができるのがカヤバで働く醍醐味です。昨今の社会情勢を考えると、これからの未来が気になることや、不安になることがかなりあると思います。しかし、みんな前を向いて歩んでいます!ぜひ一緒に歩んでいきましょう!

CAREER
2011 入社。技術統轄部 ステアリング技術部に配属
2018 電機部門である技術統轄部 電子技術部に部署転換。
2021 技術統轄部 電子技術部 第一開発室に部署転換。

HOME / 社員インタビュー / 電子技術:菊池 輝之