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事業別戦略(AC事業)

AC(オートモーティブコンポーネンツ)事業

-事業戦略-    真価の発揮 深化-進化-新化

 AC事業では、2022年度に目指す姿として、「既存事業とコア技術深化によるコアサプライヤーとしての地位確立」を目指しており、その基本戦略として、「収益基盤の安定化」「革新的モノづくり」「高付加価値製品の創出」を掲げています。

 収益基盤の安定化に向けて、顧客需要に合わせた最適地生産による利益最大化を目指し、主要拠点の集約・再編を行っています。また市販市場では、「生・販・技」が連携して一体となった構造改革を進め、フレキシブルな生産体制の調整、現地化を含めた地産地消を推進しています。

 生産面においては、自動化レベルの向上、省人化による製造費コストの低減などを行い、これを国内・海外の拠点に順次導入し、革新的モノづくりによるコストNo.1を目指していきます。

技術面では社会環境の変化や顧客のニーズに応えるべく、EV化、CASE*1、MaaS*2による新市場・新製品への対応、新顧客開拓を進め、独自技術を深化させることで高付加価値製品の創出を追求していきます。

*1 Connected(コネクテッド):Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス)、Electric(電気自動車)の頭文字を
  とった造語。自動車業界の動向を示すキーワードとなっている。

*2 Mobility as a Service(サービスとしてのモビリティ):さまざまな交通手段を一つ






-技術戦略-
1. 次世代車にも搭載されるサスペンションとステアリング

 自動車には、乗り心地や操縦安定性を向上させる機構であるサスペンションが搭載されており、そこで車体の振動を吸収する役割を持つ部品が「ショックアブソーバ」です。

 KYBのショックアブソーバは、優れた技術に支えられて世界中の多くの自動車メーカーに評価されており、高いシェアにつながっています。また、走行距離や経年により劣化し、その機能低下を未然に補修することを目的として、初年度登録から5年、または走行距離7万kmでの交換を推奨しています。この交換需要(市販市場)が、KYBの大きな事業機会となっています。

 一方、自動車の「走る」、「曲がる」、「止まる」という基本機能のうちの「曲がる機能」を分担するのが「ステアリング装置」です。「油圧式ステアリング(PS)」は、油圧の力により、わずかな操作でのステアリング操作が可能な、危険回避にも素早く対応できるなど安全運転に不可欠な装備で、バッテリを動力源とした「EPS」電動タイプは、自動車のエンジンを動力源とした「PS」に比べ、自動車の燃費を向上させることができます。

 ガソリンを燃料とする従来車から、2つ以上の動力を持つハイブリッド車、さらに排出ガスを一切出さないZEVへと移行しても、サスペンションとステアリングがなくなることはなく、KYB独自の技術をさらに進化させることで、ビジネスチャンスは広がっていきます。また自社にない技術は他社との連携や提携によって、さらに強固なサプライヤーとしての地位を確立していきます。






2. 自動車市場ニーズへの対応

 自動車市場には、今後さらに「静粛性」「広い空間」「運動性能」「低振動」「乗り心地」などが求められるようになると予想され、部品メーカー各社でもこれらを克服するための技術改良が進んでいます。

 KYBでは、技術戦略として次世代プラットフォームへの対応を進めています。また、コア技術である振動制御やパワー制御技術をより深化させ、また油圧技術を応用しながら、主要製品群のモジュール化や電制化、システム対応も進めていきます。




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