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技術研究

「足回りのKYB」が
世界に誇る
快適性を追究する
自動運転技術に挑戦

技術本部 基盤技術研究所 運動制御研究室

佐々木 啓KEI SASAKI

理工学研究科卒
2012年度入社

未来の自動運転の技術を担う
運動制御研究を担当

大学院で研究していた電動車椅子の自動制御の経験を生かし、組込みソフトウェア、制御則設計のエンジニアとして、入社以来主に自動運転に関連する技術の研究を行っています。最初の4年半はオートパーキングにおける自動駐車システムの画像処理と車両制御に取り組んでいました。ここ1年半は自動運転で必要となるEPS(電動パワーステアリング)の制御則の研究を担当しています。自動運転下のEPSは、操縦者ではなく同乗者の乗り心地に関わる検証が重要になります。足回りの快適性におけるサスペンションの技術は当社のもっとも得意とする分野ですが、将来的な製品化・量産化を考えた場合は、よりシンプルで効果のあるシステム開発により、競合との差別化を図らなければなりません。現在研究室では様々なアプローチにより設計したソフトウェアや制御則をPC上でシミュレーションして、課題の洗い出しを行っている段階ですが、2018年度はテストコースでの実装実験が始まる予定です。

世界最先端といわれる技術を
生み出していける醍醐味

KYBは世界有数の最先端技術に触れられる会社ですが、研究室は課題を与えられるのではなく、さらに新しい技術や改善策を自ら考え探していく部署です。それをシミュレーションや実機ですぐに検証していける環境も非常に充実しています。オートパーキングの研究をしていた頃、作成したシステムの性能確認のため、炎天下のテストコースで実際に駐車場を作り、車両実験を行いました。汗だくで大変な思いをしたにもかかわらず、結局そのテーマは立ち消えとなりました。全ての結果が製品に結びつくわけではありませんが、将来的な実現可能性を見極めるための研究ですから、できない、という結果で終わることもあります。うまくいけばもちろんうれしいですが、うまくいかなくても新たな知見が得られる、その両方を楽しめることが研究室ならではの醍醐味です。私にとっては、オートパーキングから自動運転へと技術は繋がっており、10〜20年後にはKYBの製品がなければ自動運転の快適さは実現できない、というレベルを目指していくつもりです。

研究職が思う存分活躍できる
環境やチャンスがそろうKYB

就職活動の際、KYBのことを「自動車部品の中でも足回りで有名な技術屋だから」と大学の教授に伺いました。入社後、技術職や現場が尊重されるKYB独自の文化を知って、その言葉の意味を実感しました。調査や自己啓発の勉強に対しても寛容で、社外セミナーの受講や参考図書の購入などにも柔軟です。私も、ソフトウェアの要件定義やシステム設計の分野の課題解決と実力アップを兼ね、組込みソフトウェアの技術を競う産官学連携コンテスト「ETロボコン」に研究室メンバーで参加し、実績を残しました。現在の研究室は14名中、10名が20代。私より若い人材も毎年配属されてきます。若手がのびのびとチャレンジできる点もKYBの魅力だと思います。また独立系のためメーカーの意向に左右されず、しかも現在は様々な製品において制御や組込みソフトのニーズがあるため、自分の専門分野を生かし、やりたい研究ができる充実感も大きいですね。

SCHEDULE
08:00 出社。ラジオ体操をします。
08:05 メールやスケジュールを確認します。
09:00 資料作成/データ整理/調査。報告書や特許の資料を作成します。資料に必要な研究データを整理し、グラフや図にまとめる等ほか、論文や特許を調査。技術情報誌やニュースなどで最新の技術動向についても確認します。
12:00 昼食。工場の食堂で、定食・カレー・パスタ・蕎麦を気分によってローテーション。
13:00 研究・実験・シミュレーション/考察。実験やシミュレーションの環境構築、データの収集等機材やソフトウェアの構成の検討、プログラミングや制御則の設計をします。また、データについて考察を行い、改善策などを練っていきます。
17:05 退社。退社後はまっすぐ帰宅。帰宅後は、晩ごはんの用意をして妻と一緒に食事します。
OFF SHOT!

平日は妻の方が、帰宅が遅いため、夜の食事は私の担当。時間が合えば外食することもあります。普段はゲームやプラモデル作り、カメラ、プログラミング、料理などが趣味ですが、長期連休は妻と海外旅行へ。10連休ほどあるため、アジア各国を一緒に巡り、リフレッシュしています。

大学での専門性をアピール
活躍する自分像を描いて
チャレンジ

私は機械工学を学んできた知識と経験を生かし、組込みソフトウェアエンジニアを希望して就職活動を行いました。KYBでは車や建機など幅広い製品を手がけている中で、特に電子化を推進していることを知り、私の専門性をアピールポイントにしました。実際に第一希望の配属が実現し、学生時代の知見が100%生かせる環境に身を置くことができているのでやりがいがあります。同じ会社でも部署によって、できることや雰囲気が変わります。就職活動の際には、その会社にどのような部署があって、どんな仕事をしているのかをよく研究し、自分なりのエピソードとして、自分の適性、そこでやりたいこと、研究や勉強で培った能力と実績などをアピールすることが必要でしょう。研究職を目指すなら、常にデータに対して疑問を持ち、自問自答しながら解決策を考えていく姿勢も重要です。KYBで活躍する自分像をしっかり持ってチャレンジしてください。

CAREER
2012 入社。基盤技術研究所 運動制御研究室へ配属。自動運転に関連するソフトウェア、制御則の研究に従事。