企業情報

活動実績

2023年度の活動実績

2023年度の活動評価

エネルギー使用量

輸送に関するエネルギー量

水使用量

廃棄物排出量:業者委託処分量

資源循環と環境負荷への配慮

CO2排出量



具体的な事例

①太陽光発電システムの導入(再生可能エネルギーの導入)

中国、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアにおいて太陽光パネルを工場の屋根に新たに設置し、その工場で発電で得た電力を全量消費しました。これによりCO2排出削減の効果は2023年度で5,982tCO2の削減に繋がりました。

②カーボンニュートラル都市ガスの購入(グリーンエネルギーの導入)

カーボンニュートラルな都市ガスは天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2をCO2クレジット*でカーボンオフセット(相殺)することでCO2排出量の削減となります。この都市ガスを岐阜北工場は東邦ガス株式会社様から2022年3月から供給を受けており、2023年度のCO2排出削減の効果としては、3,135tCO2/年相当となりました。なおこの都市ガスは正式な認定が為されていないことから、CO2排出オフセット(Scope1)量は計上していませんが、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献して参ります。
CO2クレジット: 世界各地の環境保全プロジェクト等におけるCO2削減効果を検証機関が認証し、ガス製造・輸送において排出量を相殺できる権利証のこと

③コジェネレーション更新

岐阜北工場のガスタービン式コジェネレーションシステムの老朽化していたため高効率ガスエンジン式へ更新しました(2024 年 1月より稼働)。これによる燃料・電気が削減でき、スコープ1で年間2,521 tCO2、Scope2で年間4,671 tCO2のCO2排出削減に繋がると想定しており、2023年度では1,791 tCO2のCO2排出量の削減となりました。
なお本システムは工場内の非常電源としての BCP 対策にも有効で、ガス会社が運転状況を遠隔監視することにより安心なエネルギー供給が得られることになります。

④高効率コンプレッサ―の導入

熊谷工場 CO2 排出量の 28%を占める7台のコンプレッサーのうち、老朽化が進む 3 台(電気型 1 台、重油型 2 台)を撤去し、電気型 1 台を省エネ型へ、重油型 2 台を電気型(最新インバータ制御式)1 台へ更新し、省エネによるCO2排出量削減(年間54 tCO2削減)に繋がりました。

⑤系統分離による蒸気熱損失低減

暖房用と生産用が複雑に入り混じる構成となっていたため配管系統の見直し整備し、完全分離を行いました。暖房が不要な夏場は暖房用配管のバルブを閉止できるようになったことで、暖房配管放熱損失を低減することができ、CO2排出量削減(年間154 tCO2削減)に繋がりました。

⑥OBPパレットの導入を開始

岐阜北工場は、輸送・保管用に、オーシャンバウンドプラスチック(Ocean Bound Plastic:OBP)を原料の一部に使用したパレットの導入を開始し、従来のプラスチックパレットに対してCO2排出量を80%削減できます。(2023年度は4 tCO2削減)
OBPは海岸から約50km以内の内陸部に廃棄され、海に流出する恐れがあるプラスチックです。OBPパレットを積極的に使用することで、海洋プラスチックによる海洋汚染の防止に繋げることができます。 今後も地球にやさしいOBP素材等を活用することにより、地球環境の保護に努めてまいります。

⑦植樹活動

地域イベントへ参加し、公共エリアへの植樹活動に参加しました(中国、タイ、ブラジル、ベトナム)。従業員が環境意識を高く持つことを推進しています。