- HOME>
- 企業情報>
- カヤバのサステナビリティ>
- 環境(E)>
- 環境保全の取り組み
環境保全の取り組み
資源循環と環境負荷への配慮
カヤバでは生産活動で使用する原材料や水などの限りある資源について、年間1,004tのスクラップ材をグループ内で再利用するとともに、めっき工程のクロム排水処理設備で年間56,070kLの水を再利用するまど、資源循環を自社設備で進めています。
事業活動に伴う環境負荷への影響を抑えるため、危険性・有害性の恐れがある化学物質は、リスクアセスメントを実施して適切で安全な取り扱いに努めています。なお2023年度からの労働安全衛生法の化学物質規制の見直しに対しては、社内周知・点検などの対応を進めています。
製品に対する環境規制への対応
カヤバでは、年々厳しく強化されているREACH 規制*1、ELV指令*2やRoHS指令*3などの法令や規制の動向を確認しつつ、技術開発計画に盛り込みながら、対応に努めています。また化学物質規制への対応に加え、低炭素社会に向けた取り組みやリサイクルを意識した製品開発も進めています。
*1 REACH規制: REACHはRegistration,Evaluation,Authorisation,Restriction and Chemicals の略。
人々の健康や環境保護、欧州の科学産業競争力の維持向上を目的とした、化学物質の登録・評価・認可・制限に関するEU法。
*2 ELV指令: EUで使用済み自動車が環境に与える負荷を低減するための指令で、2000年10月に発効された。
*3 RoHS指令:電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用を制限する指令で、2006年7月に発効された。
生物多様性への取り組み
自然を愛し環境を大切にするという経営理念から、未来の地球環境を見据えて環境保全活動に取り組んでおり、2024年3月に経団連生物多様性宣言に賛同しました。
気候変動対応や資源循環、廃棄物の削減、化学物質の管理を実践し、自然環境の保護を積極的に推進していきます。
<地域固有の生態系 希少な植物の保護~イヌハギ保護活動~>
岐阜県川辺町と美濃加茂市にまたがる自然豊かな山間部に位置するカヤバ開発センターは、2011年7月に開所式を実施し、今日の運用に至ります。
自然環境保護のため、計画時に自然環境調査を行った結果、場内で絶滅危惧種(Ⅱ類)のイヌハギが確認されたことから保全活動を実施しています。当時は100平米程度でしたが、現在は700平米程度まで群生が広がっており、引き続き適正な管理をすることでイヌハギの保全に努めていきます。