企業情報

人財への取り組み

人財の多様性の尊重

カヤバグループで働く人財の多様性を経営健全化実現のための重要な取り組みの一つと捉え、多様な価値観、文化、慣習を受容・尊重した働きがいのある職場を創出するとともに、経営戦略、製品開発に柔軟性のある風通しの良い企業風土の構築を目指しています。
具体的には、経営理念の実現に貢献する人財育成、多様な人財の活用、適材適所の人員配置など各施策を進めています。また、女性活躍推進のための基盤整備、啓蒙活動を強化しています。女性幹部従業員の増加に向け、昇格候補となる職位の女性従業員数を増やしました。(2021年度目標値達成)。今後、本人の意識を変える視点としての女性キャリアパス策定、周囲の意識を変える視点としての上司による育成計画作成などを進める予定です。さらに障がい者雇用についても専門組織を立ち上げ積極的に取り組んでいます。
人財が活躍できる環境整備として、ワークライフバランスを念頭に、引き続きテレワーク、年休取得を推進し、長時間労働の抑制を図っていきます。

人財の多様化 ~外部認証取得~

カヤバでは「次世代育成支援対策推進法*1」および「女性活躍推進法*2」に基づき、2023年4月に新たな事業主行動計画を策定し、厚生労働省のHP(両立支援のひろば*3および女性活躍推進企業データベース*4)に公表しました。
また、これまでの活動も認められ、2023年5月”えるぼし”の認証を取得しました。これからもワークライフバランスのとれた働き方の推進により、男女問わず個々の能力を十分に発揮し、従業員全員が安心して長く働ける環境を整備することによって会社の持続的成長に貢献できる職場環境づくりに努めています。

*1 次世代育成支援対策推進法: 次代の社会を担う子どもたちが健やかに生まれ育つ環境をつくるために制定された法律
*2 女性活躍推進法: 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律。女性が活躍できる場を充実させ、仕事と生活が
   両立できる体制づくりを企業に求めている
*3 両立支援のひろば: 各企業が策定した行動計画や仕事と家庭の両立に取り組む企業や働く方々をサポートする情報を掲載するサイト
*4 女性活躍推進企業データベース: 各企業が策定した行動計画や自社の女性の活躍に関する状況について公表するサイト

一般事業主行動計画

人財育成

経営理念(規範、活気、愛、独創)の実現に貢献する人財の育成を基本とし、そのために必要な資質が備わる人財育成プログラムの体系を再整備しました。また人事考課、人財登用の透明性も人財育成の重要な柱の一つと捉え制度の改善に取り組んでいます。具体的には、等級ごとに求められる資質と達成水準を明確にして、資質に基づく幹部昇格要件の見直しを実施しました。人事制度を補完する教育の重要なパートであるOJTにも、資質向上の要素を取り入れるべく対応中です。

ハラスメントフリーな職場の実現に向けて

社内で声を上げにくい状況が生まれないようにハラスメントフリー(ハラスメント防止)な職場の実現に積極的に取り組んでいます。

相互尊重を実現する教育の実施や社内報への記事掲載などの啓蒙活動に加え、毎年実施しているストレスチェックや従業員意識調査の結果も活用し、統計的な確認を行っています。ハラスメント相談窓口、内部通報窓口に寄せられた案件には迅速に対応するとともに、事実が確認された場合は厳正な処分を下しています。内部通報制度については年々通報件数が増えており制度浸透度の向上が伺えます。また各海外拠点に対し、ハラスメントに関する制度の調査を2022年7月~9月に実施しました。調査結果を踏まえ、海外拠点におけるハラスメント行為の禁止に関する規則および教育資料の整備を進めました。今後も定期的な調査を通じグループ全体の状況把握と支援を実施していきます。

引き続き働きやすい職場環境への取り組み強化を通じて、カヤバグループ内の人権侵害リスク低減に努めていきます。